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公認スキーパトロールの歩み

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1961年から始まったSAJ公認スキーパトロール養成・検定・認定制度は,2021年度に節目となる60回目(期)を迎えました。60年間に認定された公認スキーパトロール累計数は,6,287人となりました。60年に及ぶスキーパトロールの歴史を簡単に振り返ってみました。

検定会場数は,1961年から1971年は1会場,1972年から1977年は2会場,1978年から1986年までA単位・B単位制,1987年以降はAB単位一元化で実施されるようになりました。1995年には合格者数226名を数えるまでになりましたが,バブル衰退とともに減り続け,最近では50-60名程度でしたが,2019シーズンはバブル期以降最低の38人となりました。さらに追い打ちを掛けるように,新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響により,2020シーズンの検定会は中止,2シーズンぶりに開催された2021シーズンの合格者は,前年度の積み残しの影響もあり73人となりました。スキーパトロール合格者の減少傾向は,スノーリゾートの索道実績の推移と完全に一致しており,スキー場の盛衰とスキーパトロール需要が密接に関係していることがわかります。近年インバウンド増加によるスキー客減少傾向に歯止めがかかり始めたのもつかの間,COVID‑19によりインバウンド需要は完全に蒸発し,インバウンド頼りのスキー場経営は益々苦しい状況となっています。その後,2022年は50名,2023年は41名,2024年は29名が合格しました。

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